Hylenr Technologies、希土類元素のシグナルを確認、核融合で新たな技術への道を開く
インド・ハイデラバード, 2026年9月10日 /PRNewswire/ -- インドのディープテック企業のHylenr Technologiesは、人工的に構築された格子構造システム内部で、希土類元素を含む元素の生成を示す証拠を報告しました。これは、元素合成と戦略素材の生産に向け、従来とは根本的に異なる新たな道を開くものです。
これらの成果は、Hylenr Technologiesが過去10年以上にわたり取り組んできた、格子閉じ込め核融合という方式に基づく核融合技術研究の一環です。同社は主要な国際研究機関とも協力し、検証を行ってきました。
この研究の一部である「Nuclear Signatures in a Hydrogen-Loaded Ni–Pd Lattice Confinement System」は、今月初め、第27回凝縮系核科学国際会議(27th International Conference on Condensed Matter Nuclear Science、ICCF-27)が開催されたカナダ・ナイアガラフォールズで発表されました。
核エネルギーから元素合成へ
元素合成とは、原子核が変化して異なる元素が生成される過程です。
自然界では、恒星、超新星、その他の極限的な天体物理環境でこの過程が起こり、極めて高い温度、圧力、エネルギー密度によって核反応が引き起こされます。
地球上で核過程によって元素を生成または変換するには、通常、大規模な原子炉、粒子加速器、高エネルギー実験施設が必要です。
Hylenr Technologiesの研究成果は、工学的に設計された固体材料内で核過程や元素合成を生じさせるための、従来とは根本的に異なる経路を示しています。水素を吸蔵した金属格子では、水素、格子欠陥、空孔、局所的な電子環境の相互作用によって高度な閉じ込め状態が形成され、材料そのものの内部で核過程が生じ得るようになります。
これは、元素生成の考え方を、巨大な高エネルギーシステムから、コンパクトに設計された核エネルギー技術へと転換するものです。
32種類の元素のシグナルを検出
約2年間にわたる材料分析で、Hylenr Technologiesは、運転後の試料から32種類の元素に対応するシグナルを検出しました。対象は軽元素、重元素に加え、ヘリウム、ネオン、アルゴンなどの希ガスに及びます。さらに、戦略上重要なイットリウムなどの希土類元素や、ウランなどのアクチノイドも含まれます。各シグナルは、対照とした同一の触媒材料試料について運転前に行ったベースライン特性評価との比較に基づくもので、それぞれが以下の独立した分析手法のうち複数によって裏付けられています。
これらの観測結果は、以下を含む複数の独立した分析手法を用いて調べられています。
- エネルギー分散型X線分光法(EDX)
- X線光電子分光法(XPS)
- 誘導結合プラズマ発光分光法(ICP-OES)
- 波長分散型X線分光法(WDX)
- 残留ガス分析(RGA)
採掘せず、つくり出す
希土類元素は、世界で戦略上最も重要な技術の多くで中核を担っています。
これらは、永久磁石、電気自動車、ロボティクス、風力タービン、エレクトロニクス、航空宇宙システム、防衛装備、先端製造に不可欠です。
「しかし、希土類元素の世界的なサプライチェーンは依然として高度に集中しており、クリーンエネルギー、防衛関連製造、次世代エレクトロニクスの拡大を目指す国々に戦略的な依存関係を生んでいます」と、Hylenr Technologies共同創業者兼取締役のRam Ramaseshanは述べました。
Hylenr Technologiesの取り組みは、まったく異なるモデルを示唆しています。地質鉱床からの抽出だけに頼らず、工学的に制御した元素合成によって特定の元素を生成するというものです。
インドにとって、これは、防衛、エレクトロニクス、電動モビリティ、再生可能エネルギー、宇宙、先端製造の各分野で、重要素材の供給自立に向け、新たな技術の道を開く可能性があります。
世界全体で見れば、将来、戦略上重要な元素を入手できるかどうかは、その元素が天然に存在する場所だけでなく、元素を生成できるよう材料内部の核環境を設計する能力にも左右される可能性があります。
「この発見が興味深いのは、核融合エネルギーと希土類材料を、工学的に設計された単一の核プラットフォームに統合できる可能性がある点です」と、Hylenr Technologies共同創業者兼取締役のSiddhartha Durairajanは述べました。
「何千年もの間、ある元素を入手できるかどうかは、その元素が地殻のどこかに自然に集積しているかどうかで決まっていました。私たちは、まったく異なる未来の実現に向けて取り組んでいます。それは、特定の元素を生成するために必要な材料環境を工学的に設計できる未来です。」
投資家向け情報
[email protected]
www.HylenrTechnologies.com
SOURCE HYLENR
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