英国ロンドンで開催されたテクノロジー関連イベント - 量子コンピューティングで新たな脅威に対抗
ロンドン、2025年10月9日/PRNewswire/ -- NATOや英国量子コンピューティング協会(UKQuantum)などの官民組織の支援のもと、「シティ量子&AIサミット」が、ロンドン市長公邸で開催され、2025年10月8日に盛況のうちに閉幕しました。5回目を迎えた今回のサミットでは、台湾の量子コンピューティング業界から唯一招待された企業として、AhP-Tech社がパネルディスカッションでレジリエンス(強靭さ)について発言したことが注目されました。
サミット期間中、AhP-Tech社の創業者兼会長であるアチャリア・Shi Zhan-Ah氏は、サミット創設者であるカリーナ・ロビンソン氏からの要請を受け、サミットのホワイトペーパーにおける「国際協力」に関する章の共同執筆者として参加しました。また、量子コンピューティングクラウドプラットフォームプロバイダーが備えるべきレジリエンスに関する技術的能力について強調しました。
サミット期間中、同社創業者兼会長は、ソーシャルメディア向けに実施された独占インタビューで、持続可能性を重視するグローバル企業向けにAhP-Tech社が開発した量子セキュリティアーキテクチャについて説明しました。これは、標準化されたPQC(ポスト量子暗号)規格と独自の特許取得済みの量子耐性技術を組み合わせたハイブリッドソリューションとして、AIと量子コンピューティングによる新たな脅威に対抗するものです。
AhP-Tech社の代表団団長であるゼネラルマネージャーは、サミットのパネルディスカッションにも参加しました。このパネルのテーマであるレジリエンスに基づいて、彼はディープテクノロジーにおける国境を越えた友好的なコミュニケーションを反映しただけでなく、サプライチェーンの技術変革に関する実際的な要件を考慮したAhP-Techの量子コンピューティングクラウドプラットフォーム(AQCCP)によってサポートされているソリューションも紹介しました。
AhP-Techは、このイベント期間中に、進行中の革新的な研究開発の進捗状況も発表しました。同社は、Ah-Cryptoライブラリによる既存のRSAおよびECDH暗号方式の強化ソリューション(NISTのFIPS-203/204規格に準拠)に加え、AQCCPが鍵カプセル化メカニズムのセキュリティ強化のためのNIST SP800-227ガイドラインを導入することを発表しました。
物理モジュールの開発に関して、同社は独自の技術を基に、真のランダム性を有する物理的エントロピー源を開発することに成功しました。これは、台湾の量子コンピューティング業界において、光子特性を利用して、追加の処理機能なしで高い性能で極めて高いエントロピー値(サンプルビットあたり0.9以上)を生成できる初の技術です。このエントロピー源は、NIST(米国国立標準技術研究所)認定の試験機関に、エントロピー源検証(ESV)のために正式に提出されています。量子化学の分野では、同社は汎用ハミルトン演算子解析スイート「Hamiltonian Analyzer Suite」において、2026年までに画期的な成果を達成することを目標としています。
今回、AhP-Techは、先端技術における官民連携サプライチェーンの役割に焦点を当てた国際協力サミットに積極的に参加しました。これにより、同社はサプライチェーンにおける国境を越えた連携の重要性を提唱するだけでなく、台湾の量子コンピューティング業界の更なる発展への展望を広げたと言えるでしょう。
SOURCE AhP-Tech Inc.

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