ミュンヘン、2025年5月8日 /PRNewswire/ -- Huawei Digital Powerは、Intersolar Europe 2025において、「Smart PV & ESS: Powering a Grid Forming Future（スマートPVと蓄電システム：グリッドフォーミングの未来を支える）」をテーマに、FusionSolar戦略および新製品発表会を開催しました。世界各国から約300名の顧客およびパートナーを迎えた同発表会では、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミングと高品質な開発に焦点を当て、次世代のグリッドフォーミングESS製品およびソリューションを、大規模電力、マイクログリッド、商業・産業（C&I）用、住宅用の各用途向けに紹介しました。この発表により、再生可能エネルギー産業はグリッドフォーミングの時代へと突入しました。
Huawei Digital PowerのスマートPV＆ESS製品ライン担当社長であるSteven Zhou氏は、戦略目標を発表しました。それは、「4T」技術（ビット・ワット・熱・バッテリー）を統合し、新たな電力システムのためのエネルギーインフラを構築するというものです。さらに同氏は、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミング、セルからグリッドまでの安全性、そして「ワンマッチ・オール」の3つの主要な価値提案を発表し、再生可能エネルギーのみで構成される新たな電力システムの構築を加速させると述べました。
Huawei FusionSolarは、高品質なソリューションの提供とオープンなエコシステムの構築に尽力しています。同社は、顧客に対してより競争力のあるソリューションを提供し、パートナーにはさらなる成長機会をもたらすことで、業界の高品質な発展を推進しています。
Huawei Digital PowerのスマートESS事業担当社長であるSteve Zheng氏は、次世代のあらゆるシナリオに対応するスマートストリング・グリッドフォーミングESSプラットフォームを発表し、その中には新しい用途向け、そして商業・産業用のスマートストリング・グリッドフォーミングESSが含まれています。再生可能エネルギーのグリッド統合やESSの安全性に関する課題に対応するために設計されたHuaweiのスマートストリング・グリッドフォーミングESSプラットフォームは、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミング、セルからグリッドまでの安全性、ライフサイクル全体でのコスト効率、そして全工程のデジタル化を実現します。同プラットフォームは、グリッドフォーミング能力のゴールデンスタンダードを定義しており、グリッドフォーミングESSはあらゆるBESSのSOC状態、あらゆるグリッドのSCRに適応し、いつでも対応可能であり、将来の電力網の進化を支援します。
同ソリューションはすでに、中東の「The Red Sea（ザ・レッド・シー）」プロジェクトにおける1.3 GWhのESSおよび400 MWのPVプロジェクトに導入されています。このプロジェクトは、世界最大のPV＋ESSマイクログリッドであり、都市全体に100%再生可能エネルギーによる電力を提供しています。このマイクログリッドは18か月以上にわたり安定稼働を続けており、その間に10億 kWhを超えるグリーン電力を供給しています。中国のガリ地区における30 MWのPVおよび6 MW/24 MWhのESSプロジェクトでは、HuaweiのスマートPV＋ESSソリューションが採用されています。この完全なグリッドフォーミング型発電所は、高地（約4,600 m）に位置し、極低温かつグリッドの安定性が低い厳しい環境下にあります。同発電所では、PV発電の出力を1.5 MWから12 MWへと引き上げることが可能であり、PV統合率を75%向上させています。発電所の統計によると、ESSは10日間で30回以上にわたりグリッド支援を実施しています。Huaweiのスマートストリング・グリッドフォーミングESSは、パワーエレクトロニクス技術によってエネルギー貯蔵の価値を最大限に引き出すとともに、デジタルインテリジェンスを通じてグリッドの安全性と安定性を確保しています。それは、世界におけるグリッドフォーミング型再生可能エネルギーの新たな章を切り開きます。
さらにHuawei Digital Powerは、セルからグリッドまでの6つの安全設計によりESSの安全性を再定義し、従来のコンテナレベルからより精緻なパックレベルへと安全保護を高度化することで、ESSのより確実な保護を実現しています。さらに、バッテリーマネジメントシステム（BMS）による多次元・全工程・インテリジェントな診断と組み合わせることで、システムの予防的な安全能力が大幅に向上し、エネルギー貯蔵産業の健全な発展を支えています。
Huawei Digital Powerの住宅用PV＆ESS事業担当責任者であるSUN POWERは、グリーンな発電とインテリジェントなエネルギー消費を網羅した新たなホームエネルギー管理ソリューション 6.0（Home Energy Management Solution 6.0）を発表し、家庭用エネルギー管理分野をリードしています。このソリューションには、住宅用ESS「LUNA S1-7kWh」などの新製品がフルラインアップで含まれています。このESSは、業界をリードする15年の製品保証を備え、業界平均より40%以上多い有効エネルギーを提供するとともに、最大252 kWhまでの需要に応じた容量拡張が可能です。また、同製品は幅広い住宅用および小規模な商業・産業用途にも対応可能です。Huaweiの住宅用PV＋ESSソリューションは、その卓越した技術力により、世界で390万世帯および3万社の施工業者に選ばれています。イタリアのゼロカーボンハウスからスウェーデンのPVタウンに至るまで、このソリューションは家庭のエネルギー自立と地域でのエネルギー共有に最適です。
Huawei FusionSolarは、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミングの標準を再構築するという戦略的目標の達成に取り組んでいます。Huaweiは、グローバルな顧客およびパートナーに対し、期待を超える完全なグリッドフォーミングかつ高品質なスマートPV＋ESSソリューションを提供し、世界的なエネルギー転換と新たな電力システムの構築を加速させています。
SOURCE Huawei
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