Cognizant、スケーラブルなエージェント・ネットワークをあらゆる企業に提供
Neuro® AI Multi-Agent Acceleratorをオープンソース化
ニュージャージー州ティーネック, 2025年5月23日 /PRNewswire/ -- Cognizant（Nasdaq：CTSH）は本日、Neuro® AI Multi-Agent Acceleratorを研究・学術利用向けにオープンソース化したことを発表しました。このオープンソース・ソフトウェアにより、ドメインの専門家、研究者、開発者は、事実上あらゆるユース・ケースにおいて、エージェント・ネットワークのプロトタイピングと構築を即座に開始できるようになります。このオープンソース・ソフトウェアは、適応的な運用やリアルタイムの意思決定を実現するマルチエージェント・システムの構築とカスタマイズにおけるコラボレーションを促進することで、AIの導入を加速させるでしょう。企業はCognizantのMulti-Agent Services Suiteを活用することで、商用ライセンスのもと、エージェントのネットワークを大規模に展開し、本番環境で効率的に管理することができます。
AI Agents Marketは今後5年間で急速に成長し、2024年の51億米ドルから2030年には471億米ドルになると予測されています。本日のこのニュースは、相互接続されたエージェントを活用して企業が新たな収益源を開拓し、スケーラブルなビジネス価値を推進する方法をスピードアップさせます。CognizantのAIラボが開発したNeuro® AI Multi-Agent Acceleratorのオープンソース・ソフトウェアは、AIイノベーションにおけるCognizantのリーダーシップと、AIエージェントの応用を推進する同社のコミットメントを示しています。
オーストラリアの大手通信・テクノロジー企業であるTelstraをはじめとする同社の複数のクライアントは、Cognizantと協力してマルチエージェント・システムのテストと導入を行っています。
「Neuro AI Multi-Agent Acceleratorのオープンソース化により、当社のチームは既存のAIエージェントを迅速に試作・統合し、ソフトウェア開発ライフサイクルを加速化できるようになります」と、Telstraのプロダクト＆テクノロジー部門グループ・エグゼクティブ、Kim Krogh Andersen氏は述べています。「その結果、品質、速度、効率の向上の可能性がすでに見え始めています。」
Cognizantはまた、医療費請求の処理時間を短縮するContract Negotiatorエージェント・ネットワークを構築する作業において医療関連企業を支援しているほか、消費財メーカーによるサプライ・チェーン・マネジメントの分析を支援したこともあります。Cognizantは、エージェント型AIをめぐって顧客と65以上の対話を進めています。
実用的なマルチエージェント・ネットワークを構築するには、汎用の大規模言語モデル（LLM）に加え、サービス・レベル管理（SLM）や検索拡張生成（RAG）フレームワークのような組織固有のシステムを含め、多様なエージェント、ツール、知識ソースを調和的に融合する能力が必要です。CognizantのNeuro AI Multi-Agent Acceleratorの目的は、ネイティブのModel Context Protocol（MCP）や標準APIコールを介してAPI、RAG、およびSalesforceのAgentforce、GoogleのAgentspace、Crew AIなどのサードパーティ製エージェントに事実上シームレスに統合できるようにすることです。オプションのエージェント間調整プロトコルにより、これらのエージェントは自律的に組織化、タスクの委任、プロセスのルーティングを行うことができるため、効率を高め、エラーを最小限に抑えることができます。Agent2Agent（A2A）プロトコルもサポートされ、クラウド、プラットフォーム、組織の境界を越えたエージェント・コラボレーションを拡大します。
「エージェント型AIの時代に競争力を維持するためには、企業は自由に実験を行い、エージェントがどのようにビジネス・プロセスを変革し、業務効率を高めることができるかを探求する必要があります」とCognizantのAI部門最高技術責任者であるBabak Hodjat氏は述べています。「Neuro AI Multi-Agent Acceleratorをオープンソース化することで、私たちは最先端のマルチエージェント技術への門戸を広げ、開発者がより迅速にイノベーションを起こせるようにするとともに、技術的なバックグラウンドに関係なく、意思決定者がシステムを迅速にプロトタイピングし、主要なパフォーマンス指標への影響を直接観察できるようにします。」
「Agentforceは、オープンで拡張可能なSalesforceの統合プラットフォーム上に構築されており、パートナーやビルダーのエコシステムが、信頼性の高いAIでイノベーションを起こせるよう支援しています。CognizantがNeuro AI Multi-Agent Acceleratorのオープンソース化を決定したことは、私たちのパートナーシップをよく表す出来事です。つまり、顧客がより速く動き、自信を持ってイノベーションを起こせるよう支援するという関係性です」と、Salesforceのプロダクト・アーキテクチャ担当副社長、Gary Lerhaupt氏は述べています。「私たちは共に、ビジネスの隅々まで考え、協力し、価値を提供するエージェントを企業が配備できるように支援します。」
Neuro® AI Multi-Agent Acceleratorの主な特長：
- インテリジェントなビジネス・チャンス検出：企業名または問題領域を入力すると、Agent Network Designerが自動的にユース・ケースに沿ったエージェント・ネットワークを提案し、アイデアから実装まで迅速に進めることができます。
- 迅速かつ合理的なカスタマイズ：ローン組成、顧客サービス、リテール最適化、イントラネット自動化などの領域向けに、自然言語またはあらかじめ用意されたテンプレートを使用して、マルチエージェント・システムを迅速に構築・変更し、開発サイクルとリスクを大幅に削減します。
- スケーラブルな分散オペレーション：コネクタは、Model Context Protocol（MCP）または標準のAPIコールを介して、自前のツール、API、およびSalesforceのAgentforceやGoogle Agentspaceのようなサードパーティのエージェントをサポートします。調整レイヤーは、エージェントがインテリジェントに自己組織化し、タスクを分配し、プロセスをルーティングできるように支援します。
- プライベート・データの保護：コンプライアンスとデータ保護をサポートするプライベート・データ・チャンネルを通じて機密情報を隔離することで、金融やヘルスケアなどの規制業界をサポートします。
- 特定のLLMやクラウド・プロバイダーにとらわれない：システムを再構築することなく、オープンソースとほとんどの商用LLM、およびプライベート/パブリック・クラウド・プロバイダーを簡単に切り替えることができます。
- 拡張可能なコード化されたツール：カスタム・コード化されたツールでエージェント・ネットワークを強化 — リアルタイムのデータに基づいた意思決定を下すようにエージェントに指示したり、論理的な境界を定義して必要な場合に人間の介入を誘発したりするために不可欠です。
- マルチサーバ、分散配置：複数のサーバにまたがるエージェント・サブネットワークを実行し、並列処理、地理的分散、またはセグメント化されたユース・ケースをサポートするスケーラブルなアーキテクチャを実現します。
- データ主導のネットワーク定義：データのみの構成ファイルを介してエージェント・システムを完全に定義および更新し、バージョン管理、監査可能性、およびプロジェクト間の迅速な再利用性をサポートします。
- エージェントのテスト能力：エージェント・ネットワーク・テスターを使用して、ネットワーク内のボトルネックや故障を特定します。調整の問題、エージェントのロジックのギャップ、または統合エラーに関する実用的な洞察を得ることができます。
Cognizantはイントラネット「1Cognizant」でエージェントを33万人に拡大
現在、数千人の従業員が、同社のニューロAI Multi-Agent Acceleratorを搭載したイントラネット・アシスタントである1Cognizantを使用しています。このツールは、会議室の予約やタクシーの呼び出しから、引っ越しや結婚などの問い合わせ対応まで、従業員のさまざまなタスクを効率的にサポートするために、複数のエージェントを統合・整理します。1Cognizantは、従業員に即座に実行可能なアドバイスや支援を提供し、効率を高め、社内のサイロ化を解消できます。
詳細については、当社のランディング・ページまたはブログをご覧ください。
Cognizantについて
Cognizant（Nasdaq-100：CTSH）は、現代のビジネスを支えるエンジニアリング企業です。同社は、お客様が技術を最新化し、プロセスを再考し、体験を変革し、急速に変化するこの世界で先行できるよう支援します。そして共に協力し、日常の生活を向上させています。
その方法について詳しくは、www.cognizant.comまたは@cognizantをご覧ください。
メディア関係者問い合わせ先：
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写真 - https://mma.prnewswire.com/media/2693685/Cognizant_Intranet_multi_agent_accelerator.jpg
ロゴ - https://mma.prnewswire.com/media/1794711/Cognizant_Logo_V1.jpg
SOURCE Cognizant
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